関東最東端にあるローカル線で、銚子駅~外川駅の6.4キロメートルの区間に10駅がある。運転速度は最高時速40キロ。1922年10月10日に会社を設立、翌23年7月5日に銚子―外川間で開業した。地元住民の足として親しまれ、地域経済にとっても重要な存在。
旅客用の3編成6両と電気機関車1両を所有している。旅客用は元京王電鉄のデハ2000、3000形。京王電鉄から伊予鉄道(愛媛)に譲渡されたが、2009年に銚子電鉄が譲り受け、再び関東の地を踏んだ。車両は松山港から海路で輸送され、銚子漁港から陸揚げたのち、陸路で笠上黒生駅へと運ばれた。10年年7月から営業運転を開始し、現在も活躍している。電気機関車デキ3形は、銚子電鉄本社がある仲ノ町駅の車両基地に保管されている。愛くるしいその姿は、今も多くの鉄道ファンを魅了している。